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8. 31, 2004

閃き

 それは1997年、秋の出来事。

 ちょっと、飲み過ぎ。
 訳有って、その晩の酒席は日本酒に始まって日本酒で終わった。いつもより酔いが回ってる。世の中も回ってる。(^^;

 その日の通勤は自宅から自転車。だから当然、帰りも自転車。

 しかし、かすかに残った理性が自分を律する。
 「この酔い方ではまともに自転車で帰れるわけがない。転んでケガをしてはつまらない。保険だと思って自宅まで歩いて帰った方が身のためだ。」

 自転車で10分余りの帰路。歩けば30分の道のりを、少し腰砕けの千鳥足、自転車を杖代わりに歩き始めた。

 歩き始めること20分余り。なまじ動いたものだから、最後に口にした日本酒がわずかな理性を完全に意識の奥に閉じこめてしまった。

 そこに、第二の理性が覚醒した。
 異様なまでに意識すっきり。
 全ての難問に対する解を瞬時に導き出すことができる明晰な頭脳が突如として出現した。
 そして、自分に問いかける。

 「なぜ、今、私は自転車を引いているのか?
 自転車というものは乗るために有るのではないのか?
 そして、目的地に早く到着するために有るのではないのか?
 私は間違っている!

 明晰となった頭脳にとって結論は簡単だった。
 と同時にすぐさま自転車飛び乗った。
 明晰な頭脳には行動力も付いてきていた。
 でも、運動神経は麻痺状態。

 次の瞬間、世の中がスローモーションで回転しながら低くなり、やがて道路が目の前にへばり付いていた。

# 酔っぱらいって、何であんなに頭脳明晰になっちゃうのかな。でも、しらふに戻ると欠陥だらけの論理なんだけど、、、
 結局、転んだ拍子に自転車のハンドルが脇腹に当たって肋骨骨折。気胸で死にかけて3週間ほど入院になりました。(T_T)
 酔ったら余計なこと考えない方が良い、せめて行動に移さない方が良い。絶対。
(でも、結構すばらしいこと醒めたら忘れちゃうくだらないこと閃くんだよね、あの時って。(^^;)