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One's Doghouse

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9. 15, 2003

憧憬

 その姿を初めて見たのは中学生の時だったと思う。
 それは、真っ白いボディに流線型の車体、ハッチバックに低い車高で疾風のように目の前を過ぎ去っていった。
 情報というものがそんなに簡単に手に入らなかった時代。滅多に見ることの出来ないその車の名前が「FairLady Z」と知るまでに随分時間がかかったように思う。
 いつか大人になる日が来たら、絶対あの車に乗ってみたい。
 そう、その車を「あの車」としか言い表せない日が幾日も続いた。
 そして、その名を知るとずいぶんと納得した。オードリー・ヘプバーン主演の「My Fair Lady」から名付けられたその車は、その名の通り美しかった。

 走るために生まれてきた車。
 そんな貴婦人に胸を苦しめられた。

 次にその車を見たのも、中学生の時。登校途中だった。
 通学路と並行する農道に、その車はリヤハッチを開けたまま停まっていた。
 いや、リヤハッチを閉められない状態で停まっていたというのが正しかった。
 その流麗な車体後部には、およそ似つかわしくない農作業に使うクワの柄が付き出していた。

# おかげで、中学生の純真な心はズタボロさ!(T_T) 農作業に使うなら同じ2シーターでも、軽トラってのがあるじゃないか!

9. 13, 2003

服装

 人を服装とか外観で判断しちゃいけないなんて言います。
 でも、結局、身なりで値踏みしてしまうのはしょうがないことなのかも、、、

 1ヶ月半ほど前のことです。
 それは、お中元の買い物に郊外の大型スーパーへ行った時のこと。
 贈答品の品定めも終わり、手続きカウンターに行きました。

 最初は、ちょっと不慣れそうな新人アルバイターが対応していたと思ったら、いつの間にかベテランの店員に替わっています。
 そして、伝票の書き方から支払い方法まで、懇切丁寧に説明してくれます。
 でも、ちょっと腫れ物に触るような、そんなぎこちなさはありました。
 おまけに、私をはっきり見ないような、見てはいけないようなそぶり、、、

 そこで、ハタッと気がつきました。  その時の私の服装。
 Tシャツに半ズボン、足にはビーサン(ビーチサンダルね!)、おまけに首にはタオルがぶら下がって、、、

# だって、暑かったんだよ〜!決して危ない奴じゃないってばぁ!でも、背広に革靴、ネクタイぶら下げてるときより、はるかに応対は良かったぞっ!

ウィルス対策

 「Blaster」以来、ウィルス対策というのが PC ショップのセールスポイントになっているようだ。
 今日の朝刊に入っていた数店の PC ショップの折り込み広告にも、そんな文字が目についた。
 その中で一番目立っていた某ショップの広告。

 「万全ウイルス対策無料!」の文字の横に、
 「ウイルスソフトインストール設定

# お金もらっても、そんなものインストールして欲しくない。
 結構、この手の間違いをよく目にする。
 ウィルスソフトじゃなくて、アンチウィルス(もしくはウィルス対策)ソフトが正解!

 同じ広告には小さな活字で、

 ※ウイルスはパソコンの病気です。完治できない場合があります。

 # し、、、知らなかった。( ̄■ ̄;)
 パソコンって奥が深いんですね。

9. 05, 2003

ディスプレイ

 自宅近くの大型外資系おもちゃ店。
 10ヶ月ほど前、暇つぶしに出かけたときのこと。
 フロアには動物の大型ぬいぐるみが展示されていた。
 目線を上に移すと、棚に豚の縫いぐるみが一匹鎮座していた。
 抱き枕風でずんどう、棚から10センチほどはみ出した顔が印象的。
 しばらく眺めていたら、ちょっとイタズラ心が騒ぎ出した。
 店員と客の目を盗み、その豚を前後逆に入れ替えてみた。
 棚には、豚特有の細くて短くてクルッと一巻きした尻尾がついたお尻が10センチほどはみ出た状態になっている。
 結構、良いかも、、、
 声を出して笑いたいのをこらえて店を後にした。

 先日、職場の女の子がその店に行ったという話をしていたので、この10ヶ月前のイタズラの話をした。
 驚いたことに、今でもその豚の縫いぐるみは、お尻を10センチほどはみ出して棚に鎮座しているそうである。(^^;
 今じゃ、お店の名所と化しているそうで。

# お店の人も私のディスプレイセンスを気に入ってくれたみたい。デザイン料ちょうだいね〜。犬の首に蛇を巻き付けたディスプレイは、もう無かったみたいだけど。あれも、私の仕業です。(^^;
続きを読む "ディスプレイ"

MAILER-DAEMON

 メールは MTA (Message Transfer Agent) と言われるプログラムが配送しています。
 具体的には、このサーバーでは postfix というプログラムが常時メールの状況を監視して、休まずに働いています。で、サーバー上で常時稼働しているプログラムを UNIX 系 OS では DAEMON (デーモン、ダイモン, 守護神)といいます。
 この postfix という DAEMON 、仕事中に何か異常があった場合には、その状況を MAILER-DAEMON@ドメイン名 という発信者名で依頼者にメールします。ちなみに、標準で中身は英文。

 数日前、打ち合わせで保留になっていた件の連絡がこない。
 一応、先方から連絡が来るはずになっていたがタイムリミットも近いので、こちらから電話で確認した。
 すると、「その件は3日ほど前にメールしたはずだ。エラーも戻ってない。」とのこと。
 こちらのメーラーを確認しても受信した記録がない。
 そこで、電話で確認しながら送受信テストをしてみることに。

 原因はすぐに分かった。
 単純なこと。アドレスを間違えただけ。
 @ 以降のドメイン名はあってたんだけど、ユーザー名が間違っていた。

 でも、それなら postfix からエラーメッセージメールが届くはず。
 「エラーで戻りませんでした?」
 「いや、そんなメールは届いてない。」
 「そうですか。件名が あんでりばりーど めーる りたーんど・・・ で、めーらーでーもんさんから英文のエラーメッセージメールが届くはずなんですが、、、」
 「あ゛っそれなら、、、この頃、訳の分からない英語のメールが沢山来るもんで、そういうのはまとめて削除してるんだよね。」
 守護神からのメールは、spam メールと同じに見られてた。
 まっ、この手のメール。送信者にエラーメールを返すとき、元のメールを添付ファイルで返すから、知らなきゃすごく危ないメールに見えるかもしれない。

# 気持ちは分かるけど、せめて発信者のドメインくらいは確認してね。(T_T)

おかえりなさい

 大学2年生の頃だったと思う。
 当時暮らしていた街の一つ先の駅前。
 そこは当時、ミニ公園のように整備されていたように思う。
 ある日、そこを通りかかると、ベンチの上に黒地に白く「営業中」と浮き彫りされた木札が置いてあった。
 「何だろう!?」と思いつつ、手に取ってみると結構しゃれててオブジェに最適。(^^;
 持ち帰って、早速部屋の入口に飾りました。ちょっと良いかも、、、

 数日後、
 「おい、知ってるか!? 一つ先の駅前にある喫茶店の「営業中」の札が少し前から紙になってるぞ、、」

 どうも、その喫茶店の店主が、木札の「営業中」の白文字を塗り直して天日で乾かしていたところを、私が持って来ちゃったらしい。(^^)

 そうはいっても今更返せない。第一、気に入ってるし、、、
 ただ、その喫茶店の前を通るたび、少しだけ胸は痛んだ。

 それから、3年後。
 なんとか大学を卒業し、郷里に帰ることになった。
 荷造りしているうちに、この木札が気になった。
 しょうがないか、、、
 3年間お世話になった木札に別れを告げ、その喫茶店の店先にそ〜〜っと返しておきました。

# その木札を見つけた店主の顔を見てみたかったけど、怒られるのは嫌だし。でも、想像しただけでも十分楽しめる、、、

天敵

 これも、プログラマーのバイトをしていたときのこと。
 当時のプログラム開発は、
  1. 仕様書を起こす。
  2. 仕様書に従って、コーディングシートにプログラムを鉛筆で書き込む。
  3. できあがったシートをパンチャーに渡し、パンチカードに穿孔する。
  4. パンチカードをマシン室に持ち込み、コンパイル(文法チェックと翻訳)依頼する。
  5. 翌日、コンパイルリストとカードが返される。
  6. エラーを確認し、修正箇所のカードを差し替え、再度コンパイル。
  7. エラーがなくなるまで繰り返す。
  8. エラーがなくなったら実行テストに移る。
  9. 実行テストでのエラーをつぶす。
 というような工程でした。
 プログラマーとはいっても、コンピュータを触ることも見ることもなかった。
 カードとリストを眺める毎日。
 リストに打ち出されたエラーの数に一喜一憂する日々でした。
 で、このカードとリスト。返却の時は数いるプログラマーの分が一度に机の上に積まれます。
 プログラム名を頼りに、その中から自分の分を探し出すわけですが、自ずとエラーの数がみんなのさらしものになってます。
 この世界では、プログラムエラーの事を bug (虫)なんて言ったりしてます。

 そんなある日、自分のカードとリストを取りに所定の場所へと向かいました。
 すると、周りからは尊敬のまなざし。
 「one さんすごいですね。みんなたくさんエラーがでているのに、one さんは一個しかありませんよ!」
 「いゃ〜〜っ、そっれほどでも〜〜〜っ!」ちょっと優越感。
 で、机に戻ってリストを眺めた瞬間、背筋に冷たいものが走った。
1 FATAL ERROR(S)
COMPILE ABORTED
 何のことはない。
 致命的なエラーでコンパイルが中断。
 早い話が、「始めのとこ見たけど、ぜ〜んぜんお話にならねぇから、中身は見てねぇよ!」というメッセージ。
 早々、そのエラーを潰して再コンパイル依頼。

 出てくる出てくる、ウジャウジャと。
 天敵が居なくなり、我が世の春とばかりに虫たちが湧き出してきていた。

 当然、周りからの視線は尊敬から冷たいものに。(T_T)

# ここまで酷くないけど、エラーを直したら、それが原因で別の所に不具合が出たなんて事はこの世界では良くある話。セキュリティパッチを当てたら業務用アプリに不具合が出る OS とか、、、